2~3分の記事です。

東京マラソン新旧コース比較

東京マラソン2017から高速化を目指して、コースが変更になりました。東京マラソンの新コースは、どのように変更になったか、新旧2つのコースマップとコース高低差を見ながら、詳しく分析しようと思います。

東京マラソン2016コースマップ

東京マラソン2016までのコースマップとコース高低差はこちらです。

東京マラソン2016までのコースマップ 画像は大きくなります。

画像左下の「コース高低図」を見ると、32kmあたりからゴール地点の42kmまでに数回のアップダウンがある事が分かります。ランナーの方ならわかると思いますが、30km過ぎからのアップダウンは苦しいの一言。当然のことながら、記録の出やすいコースではないという事になります。

そこで、アボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)の1つである東京マラソンは、エリートランナーが記録を出しやすいように、東京マラソン2017からコース変更を行いました。

AbbottWMMマラソン大会は今のところ6つで構成されています。東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティマラソンの6つです。

東京マラソン2021コースマップ

現在の東京マラソンのコースマップとコース高低差がこちらです。

東京マラソン2021コースマップ(東京マラソン2017からの新コース) 画像は大きくなります。

先ほど同じく、画像左下の「コース高低図」をご覧いただき、コース後半が旧コースよりも平坦になっている事をご確認下さい。

コース後半がフラットに変更になってるのが分かると思います。実際に東京マラソン2019で走りましたが25km以降は確かにほぼ平坦でした。

ただコース変更により、一つだけ注意点が発生しています。画像では「要注意」と書いたところです。

要注意
東京マラソン2017からコースが変更になり、16kmから25kmぐらいまでの約9km間に細かなアップダウンが出来た事が注意点です。位置で言うと、蔵前一丁目から門前仲町の往復になります。

この9kmは、電車と河川の陸橋によるアップダウンを8回走る事になります。激坂ではないのですが、微妙に足に来るので要注意ポイントです。ただ25km以降は平坦なコースになるので、ここを乗り切ればコース的な苦しさはもうありません。

東京マラソンを「走りやすい平坦なコース(記録が出るコース)」と感じるための「3つの事前準備」

まとめ

東京マラソンのコース変更についてまとめました。

【2016年までの旧コース】
32kmあたりからゴールまでの10kmのアップダウンがランナーを苦しめていたので、世界6大大会に入った事を機に、コースを変更すことになった。2016年までは、スタートは今と同じく新宿都庁でしたが、ゴールは東京ビッグサイトでした。

【2017年から新コース】
2016年までの旧コースの後半部分を平坦なコースへ変更しました。マラソン後半が平坦になった事で、コースの難易度が下がり、より記録が出やすいコースへと変更になりました。スタートは旧コースと同じく新宿都庁、ゴールは東京駅近くとなります。

東京マラソン2021、2022におけるコース変更は予定されていませんので、現在のコースの詳細や高低差を知りたい方は、記事途中にある画像をご覧頂ければと思います。

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